去る11月2日、六甲幼稚園に於いて灘区にある10園の私立幼稚園教職員を対象に
「食育」をテーマとした研修会が行われ、70名の教職員が参加した
まず「食育」とは何か?
人が生きていくには食べなくてはならない。それは生きていく上で最も基本的なことであり、
重要なことである。どうにかして食べていかなければ死んでしまう。つまり、食事と
は、自分で生き抜いて行ける力である。
それは離乳食が大変重要である。
日本人である以上和食の味付けをしっかり覚えて欲しい、だしの風味を大切にして離乳食
にも大いに活用すべきである。市販の瓶詰めやレトルトのベビーフードは外出などには
便利だが、味付けが濃く、それになれてしまうと薄味のものを受け付けなくなり、塩分や
糖分の摂りすぎることになる。これは肥満や虫歯・歯周病の原因にもつながる。
また、歯が生える前であっても歯ぐきを使ってしっかりと食べ物をすりつぶすことが
できる。1歳半で生の大根やきゅうりを2歳半になるとたくあんを噛む力がある。ところが
子どもが好むからといって、焼きそば・炒飯・スパゲティーなどの軟らかい食べ物ばかり
与えると噛む力が育たない。噛む力が弱いと、あごの発達や脳の発達、運動能力にまで
悪影響を及ぼすという。また、最近増えているコンビニで偏った食生活を続けた子ども
たちは、亜鉛の摂取により味覚障害をおこしたり、アドレナリンの分泌が悪くなり、いわゆる
「キレるこども」となる。また、ソフトドリンクの摂りすぎは万年糖分過多となり、
糖尿病にもなる可能性が高くなる。そして不妊症や生理不順の原因にもなりかねない。
そんな子どもたちは、40歳まで生きられないと言われている。カレーだけ、スパゲティー
だけなど一品だけで昼食や夕食を済ませるのではなく、自然治癒力を高めているお米
のご飯と「一汁三菜」を心掛けたいものである。
味覚の完成は8歳までと言われている。子どもは親がおいしそうに食べているのを見て
育つ。まずは、大人たちが家族団らん楽しい雰囲気で食事が出来る環境を整えなければ
ならない。決して食べるのを嫌がる子どもに無理矢理食べさせてはいけない。
食べない子どものうち40パーセントが心因性の食欲不振である。間食をやめてしっかり
運動すれば、自然と空腹を感じ食べられるようになるものである。
野菜嫌いの子どもたちでもおいしく食べられるような料理のレシピをたくさんいただいた。
家庭での食育の大切さを学び、園児の母親たちに是非、食事の重要性、そして
レシピの活用法を伝えていきたい。
(かおる幼稚園 園長 永田真理)
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